2021.12.27

日系企業の海外事業展開の動向に関するアンケートでフィリピンが中期的有望事業展開先として3年連続となる7位に!!

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24日、国際協力銀行(JBIC)は海外事業に実績のある日本の製造業企業の海外事業展開の現況や課題、今後の展望を把握する目的のアンケート調査(2021年7〜10月実施)の結果を発表し、フィリピンは中期的有望事業展開先として3年連続となる7位になったことが明らかになりました。
2021年調査におけるフィリピンの中期的有望の理由としては、「現地市場の今後の成長性」(比率46.7%)、「現地市場の現状規模」(46.7%)がトップとなり、次いで「安価な労働力」(40.4%)、「対日輸出拠点として」(23.3%)などが挙げられたとのことです。
一方、課題としては、1位が「治安・社会情勢が不安」(46.4%)で他のASEAN諸国と比較して高い比率となり、2位が「法制の運用が不透明」(35.7%)、次いで、「インフラ未整備」(28.6%)、「税制の運用が不透明」(25.0%)などが指摘された形となりました。
2016年をピークにフィリピン市場の成長性への期待が右肩下がりとなっており、直接投資の実額は堅調に推移、安価で豊富な労働力や優秀な人材を評価する声も根強いものの、治安・社会情勢への懸念が高まっているため、フィリピンはイメージ改善にむけた一層の努力が期待されている状況になっています。

※こちらの記事は《DMCI Homes Japanメールマガジン フィリピン不動産に関連する情報や時事ニュースを配信》をもとに再編集したものです。
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