2022.05.22

最高裁がボンボン氏の公式集票プロセスを中止するよう求める市民団体らの申し立てを受理!! 虚偽申告により、立候補資格が無効であるとの内容!!

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フィリピン最高裁判所は、大統領当選が確実視されるボンボン・マルコス元上院議員の公式集票プロセスを中止するよう求める市民団体らの申し立てを受理し、ボンボン氏、上下両院、中央選挙管理委員会の4者に対し、15日以内に申し立てに対する説明を提出するよう命じました。
最高裁の命令書は「この申し立てに含まれる訴え、提起された問題を考慮すると『必ずしも正式な手続きを取る必要はない』が、被申立人に意見の提出を求めることは必要かつ妥当である」とし、通知から15日以内の回答を要求したもので、申立人には戒厳令期の残虐行為の被害者の会も参加、ボンボン氏が北イロコス州副知事・知事をしていた82~85年に脱税で有罪判決を受け、追徴課税も未払いとされているにもかかわらず、立候補証明を申請する際に「公職に就く資格がある」と宣言したことが「虚偽申告」に当たるとし、同氏の立候補資格が最初から無効であると主張しているとのことです。
今回提出された申し立てでは、来週に予定されている上下両院での正副大統領選の得票数の確認作業に対し一時停止命令を出し、大統領選に関しては2番目に得票数が多かったレニー・ロブレド現副大統領を当選者とすることを最高裁に要求しているとのことで、これに対しボンボン氏の代理人であるメンドザ弁護士は「憲法7条4項の下、大統領選挙の当選者を宣言するのは議会の権能であり、司法がそれを越えることはできない」とコメントしています。

※こちらの記事は《DMCI Homes Japanメールマガジン フィリピン不動産に関連する情報や時事ニュースを配信》をもとに再編集したものです。
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