2022.07.05

6月のインフレ率6.1%を記録!!現行基準導入後の最高値に!!原油価格上昇や主要食品の値上がり、ペソ安などが上昇圧力に!!

【Pick Up News】
5日、フィリピン統計庁(PSA)が2022年6月の消費者物価(インフレ)統計を発表しました。
PSAの発表によると、6月の消費者物価指数上昇率(インフレ率)は6.1%となり、前月の5.4%から一段と加速、現行基準(2018年基準)導入後の最高を記録するとともに、2018年11月の6.1%以来、3年7カ月ぶりの高水準に達したことが明らかになりました。
ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した国際的な原油価格上昇と、それに伴う石油製品や交通費の値上がり、主要食品の値上がり、ペソ安などがインフレ率上昇圧力となったと見られています。
2022年上半期(1月~6月)の平均インフレ率は4.4%となり、政府が掲げている通年でのインフレ目標(2~4%)を上回る結果となっています。
フィリピン中央銀行(BSP)は、8月18日に今年5回目となる金融委員会(MB)政策定例会合を開催する予定で、6月と7月のインフレ動向は、MB政策定例会合における重要な判断材料となると見られており、今後のインフレ加速度やそれに対する政府の金融政策に注目が集まっています。

※こちらの記事は《DMCI Homes Japanメールマガジン フィリピン不動産に関連する情報や時事ニュースを配信》をもとに再編集したものです。
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