2022.07.18

中国からの大型鉄道建設3事業に対する融資案件が中断している問題で、日本の金利0.1%を引き合いに再交渉へ!!他国からの融資や民間企業からの融資も検討!!

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中国政府がドゥテルテ前政権下で約束していた大型鉄道建設3事業に対する融資案件が中断している問題で、ドミンゲス前財務相が運輸省幹部に対し「中国政府は3%以上の融資金利を要求する可能性がある」として、中国との融資交渉に関して注意を促したことが明らかになりました。
運輸省のチャベス次官は日本の金利0.1%を引き合いに出しながら、中国の金利を下げられないか交渉する意向を示し、さらに他の国との交渉も検討しているとしています。
また、マルコス大統領は対外資金調達だけでなく、政府開発援助や官民連携も視野に入れる方針を示し、特にクラークとスービックを結ぶ鉄道建設事業とミンダナオ鉄道建設事業の案件において、民間企業から融資を受けられないか模索するように指示を出しているとのことです。
一方、在フィリピン中国大使館は融資撤回に関しては直接言及せず、「中国の強みを活用しフィリピンのインフラ改善を継続支援する。中国はフィリピン新政権と緊密に連絡を取りながら、政府間プロジェクトに関する技術的議論を受け入れており、協力を進める準備ができている」とコメントしており、南シナ海領有権問題で対立する二国間の駆け引きが続いています。

※こちらの記事は《DMCI Homes Japanメールマガジン フィリピン不動産に関連する情報や時事ニュースを配信》をもとに再編集したものです。
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