格付け大手ムーディーズが2023年のフィリピンの経済成長率について東南アジア主要5カ国に中国・インドを加えた7カ国の中で最高となる6.4%との予測!!

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28日、格付け大手ムーディーズが報告書を公表し、2023年のフィリピンの経済成長率について、東南アジア諸国連合（ASEAN）主要5カ国に中国・インドを加えた7カ国の中で最高となる6.4%との予想を示しました。

同社はフィリピンの成長要因について「コロナ防疫規制期間がASEAN最長だったことから、経済再開の揺り返しによる家計・民間企業の需要増加が引き続き景気回復を主導し、政府による教育・公衆衛生、インフラへの財政支出も成長を下支えする」と説明し、世界的なインフレ高進と政策金利引き上げなどによってアジア新興国の中でも輸出依存が強い国ほど成長が鈍化する傾向に触れながら、他の東南アジア諸国と比べ輸出志向の工業化が進んでいないフィリピンは、そのためかえって世界経済停滞の悪影響を受けにくいとの分析がなされています。

今年10月に7.7%という約14年ぶりの高水準を記録するなど高進が止まらないインフレについては、「今年通年のインフレ率は5.5%、23年は5.4%になる」と予測、2年連続で政府目標（2～4%）を超過し、24年になってようやく目標レンジ内の3.1%に収束するとの予測を示しました。

※こちらの記事は《DMCI Homes Japanメールマガジン フィリピン不動産に関連する情報や時事ニュースを配信》をもとに再編集したものです。

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